日本にはない「チップ文化」!旅のプロ、海外専門旅行会社スタッフはどうしてる?

日本にはない「チップ文化」!旅のプロ、海外専門旅行会社スタッフはどうしてる?

 

海外旅行でよく質問されるのが、「チップ文化」について。
日本では馴染みのない文化なので、いつ・どこで・誰に対して渡したらいいの?という声をよく聞きます。チップを渡さないと…と言われるけど、
・チップとはそもそも何?
・チップが必要な国はどこ?
・これで大丈夫、相場とチップの渡し方

の3点に絞って紹介したいと思います。

チップってそもそも何?

チップとはサービスに対する心付けのこと。基本的には気持ちの良いサービスをしてもらった時にそのお礼として支払うといった形でしょうか。チップ文化のある国ではレストランの食事代、ホテルの宿泊費などにサービス料が含まれていませんので、サービス料に相当する部分をチップとして支払います。イメージとしては、「サービス=有料」ということです。チップのある国・地域では、サービス業の賃金が低く設定されているところが多い為、従業員の収入の一部が、サービス料としてもらうチップによって占められています。

チップが必要な国はどこ?


「海外=チップが必要」というのは間違いではありませんが、正解とも言えません。日本と同じように国によってはチップが不要の国もあります。基本的にチップがどの場面でも必要な国とチップの習慣がない国を覚えていくとよいでしょう。

チップを渡す必要がある国
・アメリカ
・カナダ
・メキシコ
・エジプト
・カタール
・アラブ首長国連邦

チップを渡す習慣がない国
・アルゼンチン
・イエメン
・オマーン
・フランス

チップを渡す習慣がないといっても、荷物を運んでもらった、ホテルのルームサービスを受けた、対応がよかったなど特別なサービスや気分のよいサービスを受けた場合には渡すこともあります。

また、チップが必要な国でも、お店によってはチップが不要の場合もあります。お会計のレシートに「Service Charge / Tip / Gratuity 10%」など明記があるものは、すでにその請求金額にチップが含まれている為、渡す必要はありません。
例えば、アメリカではチップ文化が一部システム化されているので、レストラン全体でService Charge(サービス料)としてまとめ、その一部を従業員全体に分配しています。

これで大丈夫、相場とチップの渡し方


実際、チップはどのくらい渡したら、どうやって?との部分もマスターしておきましょう。
まずは共通マナーから。

●共通マナー
基本チップは紙幣で渡します。サッと渡せるように、最小単位の紙幣を準備しておくのがおすすめです。硬貨はあまりお勧めしませんが、例えばユーロ圏では、紙幣の最小単位が5ユーロになるのでコインで渡すことも多いです。また日本のようにポチ袋で隠す…なんてことは不要です。むしろ分かりやすくそのまま現金で渡してください。手渡しの際には、紙幣なら二つ折り~四つ折りにして、笑顔で「ありがとう」と伝えられればよりスマートです。

クレジットカードの場合は、精算書にサインするとき、「Tip」や「Service Charge」といった欄に自分で金額を記入してその分を決済してもらいます。

以下でシーン別にご紹介します。

●ホテル
ハウスキーパーにベッドメイキングをしてもらうときなど。
部屋を出るとき、枕元にチップを置いておきます。相場はアメリカだと1~2ドルです。ユーロ圏だと1~2ユーロ。大体100円前後の紙幣だと覚えておくとよいです。

●レストラン
テーブル会計の際、食事代と同じタイミングでチップを渡します。相場は、食事代金の10~20%です。また、特別なサービスをしてくれた場合、例えば景色のいい席を用意してくれた、ハネムーンなどを考慮して素敵なサービスをしてくれた際などには、ヘッドウェイターやテーブルマスターにも個別にチップを渡しましょう。

●タクシー
降車の際、料金を渡したあとで、改めてチップを渡しましょう。もしくは端数を切り上げてまとめてでもOKです。運転手が降車してドアを開けてくれた場合や荷物を下ろすのを手伝ってくれた場合は、降車したタイミングでチップを渡しましょう。

また、ホテルや空港などでポーターに荷物を運んでもらったときなどは荷物を運び終わったあとに手渡します。相場は、荷物1つにつき、アメリカだと1~2ドルです。

チップの計算に慣れるにはこれを使おう!


いざ支払おうと思っても10%、15%、20%など計算が苦手な方も多いはず。私も正直計算が苦手なのですがそこでおすすめしたいのが、スマートフォンでアプリを入れることです。もちろん、計算機で計算するのもよいのですが、アプリの中には国ごとのホテル・タクシー・レストランの相場のパーセンテージでサッと計算できるものがあります。ネットワーク環境が無くても計算できるものもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

最後に


チップは国ごとの習慣・マナーになります。「郷に入っては郷に従え」という言葉の通り、せっかくの海外旅行、事前にその国の文化やマナーを学んでおくと現地で戸惑うこともないかと思います。現地でのコミュニケーションの1つの方法と思ってぜひチップ文化を楽しんでいただきたいです。

RIHO FUJIWARA

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