Archive 9月 2019

シンガポール・チャンギ国際空港 Singapore Changi International Airport

シンガポールチャンギ国際空港はシンガポール島の東端にある、アジアの代表的なハブ空港で、2019年世界の航空・空港の格付け調査を行なうスカイトラックスが発表した「世界ベスト空港2019(World’s Best Airport in 2019)」で、総合1位を獲得しました!2013年から7年連続の1位です!

100以上の航空会社が乗り入れており、トランジットでの利用客が多く、乗り換え効率の良さや、充実した設備、質の高いサービスが好評価に繋がっています。

ターミナルは4つあり、特にターミナル3は開閉式の天窓から自然光が注ぎ、壁面緑化もされており、利便性の高さと共に、居心地の良さも折り紙つきです。

空港の屋上を彩るのは500本のヒマワリが咲き乱れるサンフラワーガーデン。

オーキッドガーデン&コイポンド(Orchid Garden & Koi Pond)

錦鯉が泳ぐ池の周りを、さまざまな種類の蘭が咲き乱れるこのスポットで、華やかさと豪華さは、チャンギ空港でも随一です。蘭の花はシンガポールの国花であり、象徴的な存在です。

チャンギスイミングプール(Changi Swimming Pool)なんと、空港内にプールがあるんです! 朝6時から24時まで営業しており、17シンガポールドル(約1,500円)で利用が可能です。広いプールを泳ぎ回ったり、プールサイドでお酒を飲めたりと、空港の施設としては考えられない快適さです。

シンガポール・チャンギ国際空港は乗り継ぎにわざと時間を取って遊びたくなるほどエンターテイメントに溢れている空港です。ぜひ一度空港を遊びつくしてみて下さい!

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深圳宝安国際空港 Shenzhen Bao’an International Airport

香港に隣接し、経済特区に指定されている都市・深センの近郊にある空港が深圳宝安国際空港です。2013年既存の3つのターミナルの代わりに、延床面積45万9,000㎡の巨大な第3ターミナルが完成しました。

建物をガラスとスチールの二重構造で覆うことで、自然光を活かしつつ、遮音性や断熱性も高めています。設計はアルマーニ銀座タワーも手掛けた、マッシミリアーノ&ドリアナ・フクサスで、ありとあらゆる場所が蜂の巣をした形をした六角形のハニカム構造になって、不思議な世界へ入り込んだような感覚になります。また天井がゆるやかな曲線を描き、六角形をした開口部はまるで、気泡のようにも見えます。

かつて「世界の工場」と呼ばれた中国広東省深圳は今や「中国のシリコンバレー」になっています。そんな深圳のイメージに合ったこの美しい空港は必見の価値ありです。

 

イギリス縦断!

海外研修旅行の添乗でイギリスに行ってきました。今回の学びの旅は、モダニズム建築をウィリアム・モリスとC.R.マッキントッシュを通して見てきました。名古屋からフィンエアーを利用して、エディンバラに行き、グラスゴー⇒リバプール⇒オクスフォード⇒ロンドンとイギリスを縦断します。フィンエアーの機材は今年の5月から導入された最新機材のエアバスA350-900で、炭素素材の機体は湿度も高く、疲れにくく約10時間の空の旅を快適に過ごすことができます。

 

名古屋からヘルシンキ行きのAY080では2回食事が提供されます。出発後すぐに提供されて、つぎは軽食が出発後約7時間後に提供されます。1回目の食事は、ビーフシチューとご飯、細麺の冷やしうどん、パン、クラッカー、クリームチーズ、マドレーヌです。

 

 

2回目の軽食はミートソースのパスタと、パン、フルーツです。

フィンエアーのエンターテインメントシステムは充実しており、エコノミークラスでも11インチという大きいサイズのディスプレイで映画などを楽しむことができます。

フィンエアーのハブ空港であるバンダー空港は、コンパクトで乗り継ぎがしやすくヨーロッパの大きな都市へのフライトの接続もとてもしやすくなっています。

フィンエアーを利用して、イギリスに行く場合は、イギリスはシェンゲン加盟国ではないので、ヘルシンキで入国をすることもなく、ただ到着後セキュリティチェックを受けたら、そのまま乗継便のゲートに移動するだけという、手軽さです。

エディンバラに到着すると、日本ではお目にかかれない、ダブリンが拠点のヨーロッパLCCの雄、RYANAIR(ライアンエアー)が、たくさん駐機しています。LCCですが、定時運航率も高く、ヨーロッパの方の生活の足として活躍しています。

 

イギリスの入国に関して、今年の6月より、日本の方は自動化ゲート「egate」が利用できるようになりました。今まで長蛇の列で有人のカウンター対応だったのが、簡素化されて大変スムーズに入国できるようになりました。

エディンバラでの宿泊はダルマホイ・ホテル & カントリー・クラブ(DALMAHOY HOTEL AND COUTRY CLUB)でゴルフコースが併設しているホテルです。馬や羊、時には野兎、キツネなどがいるとても静かで落ち着いたホテルです。部屋も30㎡と広くゆったり過ごすことができます。

 

 

 

エディンバラではエディンバラ城から散策を始めます。世界遺産にも登録されている、エディンバラ旧市街にあるエディンバラ城(EDINBURGH CASTELE)の現存する一番古い部分は12世紀に建てられました。軍事的にも重要な要塞とされ20世紀初頭までは軍が常駐していました。城から望めるエディンバラの街並みは圧巻です。

 

 

 

次にスコットランド国立美術館を訪れました。スコットランドの建築家ウィリアム・ヘンリー・プレイフェアの設計で1859年に開館した歴史のある美術館です。コレクションはスコットランド絵画をはじめ、初期ルネッサンスから後期印象派の巨匠の作品が充実しています。レンブラント、フェルメール、ターナー、モネ、ゴッホ、ゴーギャンらの傑作を含む世界最高の美術作品が展示されています。エディンバラを訪れる際には、是非訪ねてもらいたい美術館です。

 

次にチャールズ・レニー・マッキントッシュの作品の一つヒルハウスを訪れます。マッキントッシュはスコットランドの建築家、デザイナー、画家であり、アーツアンドクラフツ運動の推進者でもあります。

グラスゴーの宿泊は市内から少し離れたパークランズホテル&カントリークラブ(PARKLANDS HOTEL & COUNTRY CLUB)です。落ち着いた暖色の広い室内で、ゆったりとした滞在ができます。

グラスゴーではマッキントッシュの建築を次々に見学です。スコットランドストリートミュージアム(SCOTLAND STREET SCHOOL MUSEUM)、クイーンズクロスチャーチ(QUEEN’S CROSS CHURCH)、マッキントッシュハウス(MACKINTOSH HOUSE)そして、最後はザハハディド(ZAHA HADID) が設計したリバーサイドミュージアム(RIVERSIDE MUSEUM)です。

スコットランドストリートミュージアム(SCOTLAND STREET SCHOOL MUSEUM)

 

クイーンズクロスチャーチ(QUEEN’S CROSS CHURCH)

マッキントッシュハウス(MACKINTOSH HOUSE)

 

 

リバーサイドミュージアム(RIVERSIDE MUSEUM)

グラスゴーから約300km!リバプールにやってきました。大英帝国時代、世界の4分の1の陸地と人口を収めていた国の有数の港は、今でも活気に溢れています。ロイヤルアルバートドック(ROYAL ALBERT DOCK)にはミュージアムオブリバプール(MUSEUM OF LIVERPOOL)や、ロンドンにあるテートモダンの分館のテートギャラリー(TATE GALLARY)もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リバプールから大都市バーミンガムに隣接する美しい田園地帯ワーウィックシャーにあるマナハウス、パックウッドハウス(PACKWOOD HOUSE)を訪れます。16世紀に建てられそれ以降は増築がされている、チューダー朝様式の木造の邸宅で、歴史を感じる造りです。

 

 

パックウッドハウスはイチイの木でなぞらえた、キリスト12使徒のトピアリーがある庭園で有名です。まるで異空間に連れてこられたような、不思議な感覚に囚われます。

 

ワーウィックシャーからオクスフォードに移動します。
オクスフォード大学は2017年から3年連続で世界1位の大学に選ばれています。28人のイギリス首相を輩出しており、日本の皇族の留学先としても知られています。オクスフォード大学は39のカレッジと7つのホールがあり学生はカレッジまたはホールのいずれかに所属します。カレッジの中には、クライストチャーチカレッジがあり、ニュージーランドの南島のクライストチャーチはここのカレッジ出身の入植者が多かったことから命名されています。

 

 

 

 

 

 

オクスフォードでの滞在はホリデイ・イン エクスプレス オックスフォード カッサム スタジアム(HOLIDAY INN EXPRESS OXFORD KASSAM STADIUM)です。カッサムスタジアムの隣に位置するこのホテルは清潔で、モダンなデザインで明るいお部屋です。

 

 


オクスフォードからロンドンに移り、トラファルガースクエアー(TRAFALGAR SQUARE)、ウェストミンスター寺院(WESTMINSTER ABBY)と2017年から2021年までの大規模修繕工事中、期間限定の大変珍しい、足場で全く見えないエリザベスタワー(ELIZABETH TOWER)を見ることができました。これはこれで大変貴重な景観です。

 

 

 

午後にはロンドン市内から、車で約1時間のウィリアムモリスギャラリーを訪れます。産業革命後の英国で、市場にあふれる大量生産の粗悪品を目の当たりにし、産業革命前の熟練職人による工芸品の価値に目を向ける運動(アーツ・アンド・クラフツ運動)を主導したウィリアム・モリス(WILLIAM MORRIS)。植物をモチーフとした、テキスタイルを見た方も多いと思います。そんなモリスが少年期から青年期を過ごした家が、ロンドン北部のウォーサムストウ(Walthamstow)にあります。「モダンデザインの父」と称されるモリスを感じられるギャラリーで入場料は無料です。

この日の最後にテートモダンを訪れました。もともとバンクサイド発電所だった建物を改造して利用している、テートモダンは国立の近現代美術館で、国立美術館ネットワークの「テート」(TATE)の1部をなしています。発電機のあった巨大なタービン・ホールを大エントランスホールにしており、そのスケールは圧巻です。

 

 

新館スイッチハウスの10階は無料展望台となっており、そこからの眺めは絶景です。ロンドンのシティを一望できます。

 

ロンドンには数多くのミュージアムがありますが、テイトモダンは必ず行ってもらいたいミュージアムの1つです。最近では大英博物館よりも人気が高いそうです。


ロンドンでの宿泊はロイヤルナショナルホテル(ROYAL NATIONAL HOTEL)。地下鉄ラッセルスクエア駅から徒歩約5分のところに位置するロケーションのよい大型ホテル。客室はシンプルかつ機能的な造りで際立った特徴はないが清潔に保たれています。大英博物館へは徒歩圏内で何度でも博物館鑑賞が可能です。

 

今回の旅で主軸に置いていた、モダンデザインの父、ウィリアム・モリス(WILLIAM MORRIS)。イギリスのヴィクトリア朝末期に生まれ、インテリア、特に壁紙やインテリアファブリックスの内装デザインで活躍した人物で、今回はモリスが新婚時代の5年間を過ごしたことで知られるレッド・ハウスを訪れました。現在はナショナル・トラストが管理しているレッド・ハウスは、モリスとその仲間たちの素敵なデザインを見ることができます。

 


最後に尋ねたのが、大英博物館です。大英博物館は世界で最も有名なミュージアムの1つで、ロンドンの観光でここを外すことはできません。収蔵点数は約800万点で、ロゼッタストーンやミイラといった考古学的に貴重な意味をもつ出土品から美術品や書籍まで幅広いコレクションで、1日ですべてを見ることは到底できません。入場料は無料!維持管理の為に、寄付が推奨されていますので、余裕のある方は寄付箱に寄付していただくか、ショップやカフェを利用して、この素晴らしい博物館にぜひ貢献してみてください。

 

 

復路のフライトはロンドンヒースロー空港から、フィンエアーを利用します。ロンドンからヘルシンキは約3時間のフライト、ヘルシンキから名古屋はAY079便を利用して、約8時間30分のフライトです。欧州線とは思えない短い時間のフライトかつ最新機材のエアバスA350を利用しているので、とても快適なフライトです。夕食は鶏肉のクリーミーシャントレルソースとパスタ。離陸してしばらくすると、提供されます。

 

 

到着2時間前には朝食が提供されます。

 

予定の時刻より約30分早くセントレアに到着しました。

 

今回の旅では、ウィリアム・モリスとC.R.マッキントッシュを通じてモダニズム建築を学んできました。ウィリアム・モリスの時代は産業革命がおこり、機械による大量生産が可能になったが、無責任な商業主義による粗悪品の大量生産を目の当たりにして、こうした状況を批判して、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することを主張したアーツ・アンド・クラフツ運動を提唱します。量産品の質を高めること、モリス商会を設立してアートディレクターとしての役割を担ったり、生活と芸術(建築)をつなぐために、レッドハウスなどに見られる、今までの左右対称(権威優先)から、使う人の生活を優先とした建築(機能性)に移っていきます。モダニズムの始まりです。

C.R.マッキントッシュのキャリアはグラスゴーで始まります。ヒル・ハウス、ウィローティールーム、グラスゴー美術大学など集中的に建築をつくります。グラスゴースタイルが確立されてきます。デザイナーグループ「ザ・フォー」を結成しフェミニンなデザインで服飾、宝飾類、住宅、商業施設(社交場)のインテリアまで幅広く手掛けます。そして徹底したトータルデザイン。生活の詳細に至るまで徹底的にデザインを統一し、それには家具から、小物(スリッパ)も含まれます。建築家が椅子をデザインするようになるもの、彼からで空間コンセプト、建築家の概念が生まれることになりました。エポックメイキング的な両者の作品を今回目の当たりにして、産業革命の時代は今同様、劇的な変化の時代だったのだという事を感じることができました。

 

尽きることの無い、学びの旅イギリスの旅は後藤までお問合せください。

 

後藤 寛