ビジネスクラス

ビジネスクラス進化論

 

かつて国際線で最上位のクラスサービスを展開していたのはファーストクラスでした。しかし昨今のビジネスクラスの急速な進化により、サービスのクオリティはファーストクラスに接近し、各クラスの位置づけや関係性にも変化が生じています。ファーストクラスの廃止や減席に踏み切る航空会社も少なくありません。名実ともにビジネスクラスのフラグシップキャビン化が進んでいるのです。そしてビジネスクラスほど航空会社によって特徴がでるクラスはありません。各航空会社のキャビンレイアウトや、サービスをご案内いたします。

【全日空】

贅沢な広さのサイドテーブルに象徴される、全席プライバシー重視のシングル仕様

『Inspiration of JAPAN』をプロダクト・サービスブランドに掲げるANA。その象徴となるのが、欧米線のビジネスクラス『ANA BUSINESS STAGGERED』です。

デビューは2010年4月の成田~ニューヨーク線ですが、いまだ世界のビジネスクラスの中でもトップクラスの競争力があるプロダクトです。搭載されているのは、国際線に就航する一部のボーイング787-8と、787-9および777-300ERで、座席を互い違い(スタッガード)に配列することで、プライバシーを確保するとともに、乗客一人あたりの居住スペースが従来に比べて約50%拡大しました。座席配列は787では1列おきに1-1-1と1-2-1、また787-9と777-300ERでは1-2-1である。スタッガード型の配列を長距離路線のビジネスクラスに採用するエアラインは増えているが、その多くは中央部の一部が2席並びの配列です。これに対して、ANAでは中央部を含めてすべての座席がお一人様仕様!一人旅のビジネスパーソンのニーズに沿ったレイアウトです。すべての座席から直接通路側に出られることも大きな強みです。就寝時にはシートが180度フラットなベッドになります。枕や毛布、パジャマなどの入った寝具セット、スリッパ、アメニティグッズ、カーディガン貸出サービスも用意されます。各座席にはクラス最大級の17インチ(787-9は18インチ)のタッチパネル式大型モニターをはじめ、USB接続端子、オットマン、シューズ専用収納スペース、ゆったりとパソコンを広げられる大型のスライディングテーブル、贅沢なスペースを確保したサイドテーブルなどなど、様々な機能が装備されています。

【日本航空】

自由気ままに過ごせるプライベート空港、機内食はスターシェフがプロデュース

JALが誇る最新のプロダクトは『JAL SKY SUITE』。コンセプトは『乗客一人ひとりの個性を映す、プライベート空間』で、まず隣り合うシートの位置をずらすことで、すべての座席から通路への直接アクセスを可能にしました。さらにシートは180度フルフラット仕様で、ベッドにすると全長は約188cm、ベッドの幅は約53cmと広めでゆっくり休めます。就寝時用のマットレスパッドと枕には、質の高い睡眠が得られるエアウィーヴを採用。高めのパーテーションにより個室感覚を実現しながらも、隣席との間には電動で開閉できるプライバシーパーテーションを装備し、必要に応じて同行者とのコミュニケーションを可能にしました。個人用モニターはクラス最大級の23インチ!オットマンの下には大型の収納スペースも設けられる。『JAL SKY SUITE』はボーイング777-300ERのほか、787-9の全機と一部の787-8にも同等のプロダクトが導入されています。『JAL SKY SUITE』はスカイトラックス社が運営する権威ある「ワールド・エアライン・アワード」2013年において、「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」賞(同部門世界ナンバーワン)の栄誉に輝きました。ミールサービスも『JAL SKY SUITE』の就航にあわせて2013年に一新され、テーマは「空の上のレストラン BEDD」日本が世界に誇るスターシェフたちが、厳選された旬の食材と自由な発想で創造する、魅力あふれる料理が堪能できます。

【エールフランス航空】

シートは3つの「F」をコンセプトに、空に浮かぶコクーンをイメージ

外資系のエアラインの中でも知名度が抜群のエールフランス航空に新しいビジネスクラスが登場しました。「空に浮かぶコクーン」をイメージした新シートは「Full flat」「Full access」「Full privacy」の3つの「F」がコンセプトになっています。長距離の移動でも楽な「フルフラット仕様」、すべての座席から通路への直接アクセス」、包み込むような形状のシートが実現する「高いプライベート感」を提供します。座席配列は1-2-1(横4席)で、従来の2-3-2(横7席)に比べて、快適性と居住性が大きく向上しました。ソロシートとなる窓側の座席は、やや窓向きに配置され、プライベート感がひときわ高い。一方、中央の2席は互いにやや向かい合う形に配置。同行者のいる旅に適するとともに、床まである固定式のパーテーションおよび取り出し可能なプライバシースクリーンにより、単身の旅でもプライバシーは十分に確保されます。シートは就寝時に180度のフラットなベッド(全長約196cm)になります!またシート自体が電動により前後に動くので、食事や仕事などの場面に応じてさして気の位置に設定が可能です。シートサイドにある蓋つきの収納「パーソナルコンパートメント」も使いやすく、個人用モニターは16インチでタッチパネル式。時間にして1,000時間以上の多様なプログラムがオンデマンドで楽しめます。世界の料理の王道でもあるフレンチが堪能できるミールサービスも、同社の誇りとするところで、日本行きを含むパリ発の長距離便では、スターシェフがエールフランス航空のために作った本格的な料理が随時登場します。

【ルフトハンザドイツ航空】

日本線全便でフルフラットシートを導入。スターシェフによる機内食も人気

欧州を代表するエアラインの1社で「スターアライアンス」の盟主でもあるルフトハンザドイツ航空。日本路線は羽田、中部、関西と3空港からドイツに就航しています。なかでも羽田~フランクフルト線にはジャンボの愛称を持つ747シリーズの最新鋭、747-8インターコンチネンタルが就航しました。この747-8Iをはじめ日本路線の各便には最新のプロダクトが導入され、シートの特徴は、まずワンタッチで180度のフラットなベッドに設定できることです。ベッドにすると全長は198cmで、シートからベッドまで座ったままで段階的に調整することも可能です。座席配列は基本的に2-2-2(747-8Iの2階は2-2)だが、機種により隣り合う2席の配置をV型またはH型とした。747-8IはV-V-Vといずれも互いにやや向き合うV型。一方エアバスの機材(日本路線ではA340-600、A340-300)はH-V-Hと、両窓側はまっすぐ前を向くH型、中央の2席は互いにやや向き合うV型を採用しており、機種により異なる客室の幅を有効に活用して、より高い快適性を実現しています。また機内エンターテイメントでは、個人用のモニターが従来の10.4インチから15インチへと大型化。アメリカの音響システムメーカー、BOSE社製のノイズキャンセリングヘッドフォンも用意されています。ミールサービスでは、スターシェフがプロデュースするバラエティに富んだメニューを日本発便で提供しており、ザ・ペニンシュラ東京の総料理長とシェフチームが考案したこだわりの和食と洋食が楽しめます。

【シンガポール航空】

日本線ではA350と777-300ERにフルフラットシート。「ブック・ザ・クック」で機内食のチョイスも広い

最新の機材、サロンケバヤ姿のクルーの洗練されたサービス、豊富なネットワークなどにより、世界的に高い評価を受け続けているシンガポール航空は日本5空港からシンガポール直行便のほか、シンガポール~成田線を延長する形で成田~ロサンゼルスの直行便も就航しています。最も新しいプロダクトは、一部の羽田~シンガポール線から投入が始まったエアバスA350-900と、羽田線に加えてシンガポール~成田~ロサンゼルス線などにも投入されるボーイング777-300ERに搭載されるフルフラットシートだ。配列は同社が世界で初めて商業運航を実施した総2階建てのエアバスA380と同じ1-2-1という余裕で、快適性や機能性が一段と向上しました。注目点のひとつは、オリエント急行や同社のA380の最上位デザイン会社が機内インテリアを担当したことで、スコットランド製レザーにダイアモンドスティッチを施した幅71.1cmのシートは就寝時には約198cmのフルフラットベッドになり、大きな枕、快適なリネン類も提供されます。そのクオリティは業界の一般的なファーストクラスに勝るとも劣りません。機内食は世界の著名なシェフ8名で結成されたインターナショナルカリナリーパネルのメンバーが考案します。メニューは4種類あり、うち1種類は同メンバーである京都「菊乃井」オーナーシェフの村田吉弘氏がプロデュースした懐石風和食「花恋歴」です。また成田やシンガポール、ロサンゼルス発の便では、和食や世界各地の料理が事前予約できる「ブック・ザ・クック」のサービスも提供しています。

【ニュージーランド航空】

ボーイング787-9のローンチカスタマー。フルフラットシートの導入でもパイオニア

ビジネスクラスのフルフラットシートのパイオニアの1社であるニュージーランド航空は、2014年7月、ボーイング787の最新バージョンで長胴型の787-9を世界で初めて受領して、現在では成田~オークランド線、関西~オークランド線にもい同型機を導入済みです。787-9のビジネスクラス「ビジネス・プレミア」は、従来のヘリボーン型の配列を踏襲しており、座席配列は1-1-1の横3列で、パーテーションにより全席が準個室になっています。座席は通路を挟んで斜めに向き合う形で配置され、全席から通路へ直接アクセルが可能です。シートは同社の高品質なサービスを象徴する贅沢なオフホワイトの高級レザー製で、独立したオットマンタイプのフットレストも装備され同行者と食事や打ち合わせをすることも可能です。もちろん眠るときは180度のフルフラットベッドに設定できます。形状記憶マットレスやふかふかの羽毛布団、フルサイズの枕2個なども用意されています。機内エンターテイメントにはパナソニックの最新鋭システムを採用して、ハリウッドの新作、ディズニーの新作およびクラシックアニメなどの映画などのコンテンツを揃えています。タイトルや俳優名で映画を検索することもできます。またタッチパネルで飲み物を注文したり、シート間のチャットもできます。ミールサービスでは世界的に有名なニュージーランド人シェフのピーター・ゴードン氏のほかにマイケル・メレディス氏が加わり、ニュージーランドの味にこだわったクリエイティブな料理を提供。ワイン・コンサルタントが厳選した数々の受賞歴があるニュージーランド産ワインなどとともに楽しんでいただけます。

ライフラットから半個室まで!ビジネスクラスで快適な空の旅!各航空会社のビジネスクラスの特徴をご案内致します!

アメリカ

都市

料金(円)

航空会社

ニューヨーク 400,000~ 大韓航空
ボストン 454,000~ デルタ航空
ワシントンD.C. 456,000~ 全日空
シカゴ 484,000~ 日本航空
ロサンゼルス 236,000~ シンガポール航空
サンフランシスコ 300,000~ 大韓航空
ラスベガス 307,600~ アメリカン航空
バンクーバー 436,000~ エアーカナダ
トロント 536,000~ エアーカナダ
ホノルル 200,000~ 日本航空

ヨーロッパ

都市

料金(円)

航空会社

ロンドン 280,000~ 大韓航空
パリ 280,000~ アシアナ航空
ローマ 340,000~ 大韓航空
ウィーン 430,000~ フィンエアー
フランクフルト 280,000~ 大韓航空
ミュンヘン 430,000~ フィンエアー

オセアニア

都市

料金(円)

航空会社

シドニー 200,000~ チャイナエアライン
メルボルン 253,000~ キャセイパシフィック航空
ブリスベン 220,000~ チャイナエアライン
パース 253,000~ キャセイパシフィック航空
オークランド 250,000~ 中国国際航空
クライストチャーチ 220,000~ チャイナエアライン

アジア

都市

料金(円)

航空会社

ソウル 55,000~ アシアナ航空
台北 70,000~ 日本航空
上海 60,000~ 中国南方航空
バンコク 87,000~ チャイアナエアライン
ジャカルタ 87,000~ チャイアナエアライン
デンパサール 129,000~ 中国東方航空
ホーチミン 109,000~ 中国国際航空
シンガポール 87,000~ チャイアナエアライン
香港 88,000~ チャイアナエアライン
クアラルンプール 87,000~ チャイアナエアライン
デリー 102,000~ 中国東方航空
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